MSX漢字ドライバー

MSX漢字ドライバー

概要

  • 漢字入力・表示機能を提供
  • 漢字BASICを提供
  • 単漢字変換機能を提供
  • 要MSX2以降
  • 要JIS第一水準漢字ROM
  • JIS第二水準漢字ROMはオプション
  • MSX-JEによる連文節変換はオプション
  • 複数の漢字ドライバーが存在する場合先頭スロットが優先される(2+以降のDOS2カートリッジは例外)

提供機器

日本語MSX-DOS2(DOS2:1988)

size:16KB

  • MSX2のみ対応
  • MSX2+以降では漢字ドライバーは無効化される(本体内蔵側優先)
  • 単漢字変換辞書JIS1のみ提供
  • RAM無し版DOS2では漢字ドライバーはバンク3に配置される
  • RAM内蔵版DOS2では漢字ドライバーは拡張スロット2に配置される
  • RAM内蔵版DOS2のバンク3 にも漢字ドライバーが現れると思われる
  • turboR内蔵版DOS2のバンク3には漢字ドライバーではなくDOS1互換カーネルが配置される

slot:#n (bank3)

日本語MSX-DOS2

slot:#n-2

日本語MSX-DOS2 RAM128KB
日本語MSX-DOS2 RAM256KB

2+前期(1988)

sha1:1ef3956f7f918873fb9b031339bba45d1e5e5878(出典:openMSX)

size:32KB

  • MSX2+以降は漢字ドライバー標準搭載
  • 単漢字変換辞書JIS1およびJIS2提供
  • YJK画面モード(SCREEN10-12)対応
  • 80桁モードなどにおいて松下仕様12ドット漢字(FS-4600F,FS-PW1,FS-CM1,FS-A1FM)の表示に対応
  • サブROM容量枯渇のため空き領域にMSX2+起動ロゴプログラムの一部とデータを格納
  • HBI-J1にも不要なMSX2+起動ロゴ関連が入っている

slot:#n-1

HBI-J1

slot:#3-1

FS-A1FX
FS-A1WX
HB-F1XDJ
PHC-70FD
PHC-70FD2

2+後期(1989)

sha1:dcc3a67732aa01c4f2ee8d1ad886444a4dbafe06(出典:openMSX)

size:32KB

  • 前期からの変更点不明
  • 単漢字変換辞書修正?

slot:#3-1

FS-A1WSX
HB-F1XV
PHC-35J

turboR(1990)

sha1:5b39c1ccd3a213b78e02927f56a9abc72cd8c28d(出典:MESS)

size:32KB

  • R800用ウエイト追加?
  • DRAMモード対応のため前半16KBは起動時にサブROMでプライマリーマッパーの最終セグメント(0FFh)にコピーされる
  • プライマリマッパー を384KBや768KBなどに改造すると0FFhが最終セグメントではなくなるが?
  • A1STでは漢字ドライバー容量枯渇のためにMSXturboR起動ロゴプログラムの一部がスロット0-2のMSX-MUSICの空き領域に移動
  • A1GTではMSX-MIDI対応によるMSX-MUSIC容量枯渇のためMSXturboR起動ロゴプログラムの一部はスロット0-3の専用領域に移動

slot:#3-1

FS-A1ST
FS-A1GT